夢みる母・へじんのお母さんの話
こんにちは、へじんだよ。
ホイアンにいるよ。
今日はホイアンでの最後の夜。本当にすごくのんびり過ごしてて、腰痛とか頭痛はあったけど、ホイアンの夜の景色に癒され続けた毎日でした。
今日はアクティブにチャム島に行って、初のスノーケリング体験したり、また新しく素敵な人と会って話したり、宿に帰ってから初めての停電を経験して(震災の時の計画停電の対象にならないところに住んでたから停電初めて)電気ってすごいなって改めて思ったり。
そんな今日はお母さんの話をしようと思う。
可愛い可愛い自慢のお母さんのお話。
(写真はお母さんだけど、許可取ってないから笑)
へじんは尊敬する人はたくさんいて、この人からここを学ぼうとか思うことはあるけど、この人みたいになりたいって思うことはあまりないんだよね。「へじんになりたい」って感じ笑 そんなへじんだけど、最近改めてお母さんを見て、「お母さんみたいな人になりたいな」って思った。
お母さんは3兄弟の末っ子で、そこまで裕福な家庭ではなかったから、じゃんけんで大学行ける人決めたんだって笑 次男のおじさんが勝って、おじさんだけ大学に行って。お母さんは高校を卒業してすぐ銀行に就職。そこからお金を貯めては世界のいろんなところを一人で旅行してて。へじんの旅のきっかけは確かにタビイクだけど、でも世界のいろんなところを見て見たいって思うきっかけはお母さんのアルバムな気がするんだよね。
おばあちゃんちの小さな倉庫にお母さんの思い出のものとかが少しだけ残ってて、幼かった頃、そのアルバムを見せてもらいながらいろんな話を聞いた。
エジプトのラクダの話
スペインのフラメンコの話
タイの像の話
色褪せた古い写真がいっぱい詰まったアルバム。キラキラしてたよ。
もちろんお母さんの教育方針的に小さい頃からいろんな言語を学べさせてもらって、いろんな環境にいさせてもらったからこそ、アルバムを見て更にいろんな文化を知りたいって思えたのかもしれないけど、お母さんがまず世界を旅してきたからこそ、へじんに教えてくれたものだとも思うんだよね。
日本にお母さんがきたのも、自分で貯めたお金で。日本語を勉強して見たいって日本に来て。そこで同じく日本語を勉強しにきたお父さんに出会って。(二人のそんな面があったからへじんは誕生できたんだね!笑)
けど結婚してからは、そういう自由な生活もお母さんは諦めて。それがすごく悲しかったみたい。そりゃあそうだよね。特に前の世代、それもお父さんの家の方は特に儒教文化っていうかそういうのが厳しくって、へじんもすぐ生まれちゃって、お母さんが今までみたいに自由に旅をしたり、勉強をしたりするのは困難だったと思う。
だからへじんはよくお母さんの夢を背負わせられてて。言い方は確かに悪いけど、うん。へじんからしたらストレスだった汗笑 その度にお母さんの夢は自分で叶えてよって言ってた。環境やへじんや妹やその他のいろんなことがそうできなくしてるだけなのにね。へじんもすごく幼かったな。申し訳ない。へじんの泣き虫なところはお母さんから来てるんだけど、お母さん泣きながらへじんに私だってもっと勉強したい。私だってもっと旅したい。いろんな経験したい。って言ってて。
でもその想いって本物だったんだよ。
そして今お母さんは実行してるんだよ。
へじんも大学2年生で、妹も中学3年生。
ある程度育ったって自分で言うのもあれだけど、両親がずっとケアする年ではないじゃん?そのぐらいには育って。
お母さんは少しずつ自分の夢を叶えていってるんだよ。
へじんが高校生の時からお勉強を少しずつ始めて。
その時はまずハーブのお勉強から。
家帰ったらお母さんカリカリなんか書いてるなって思ったら、ある日「資格とった」って言って来て笑 ハーブの資格とってた笑
へじんが一人暮らしを始めたぐらい(去年の11月)から、韓国料理教室をお家で始めて。定期的にくる生徒さんもいるぐらい教室も安定してるんだけど、それでお金を稼いで。学費しっかり集めてお母さん今年の4月から専門学校通ってます。笑 調理師免許取るために。
それでこの夏は一人でニューヨーク行って、なんか一人で視察してた。(おかげさまで、家族みんな一期間いる国バラバラだった笑 父ー日本、母ーアメリカ、妹ー韓国、へじんーベトナム)
お母さん来年できたらアメリカ留学したいって。英語勉強して、現地のお店とか見て回って。そのための事前調査的な?
すごくない?
へじんだけすごいって思うのかな?
お母さんは69年生まれで、今年で48(勝手に公開しちゃった。ごめんなさい笑)
韓国とか日本だったら特に、その年で勉強も、留学も、新しい仕事も、新しい夢もってあまりないじゃん?
でもこれってすごく素敵な姿勢であると思って。
まあもちろん元々勉強は常にしたいものだって思っていたし、夢も見続けて、叶えるために努力し続けたいって思ってたけど、それを目の前でお母さんがこんなにもカッコよく実践してて。
こうありたい。
どんな年になっても
夢を見て
勉強をして
常に成長したい
見た目は普通にキュートなお母さんだけど、
心の中や頭の中はキュートばかりじゃない。
お母さんのこう言う部分は本当に心から好きだし、自慢したいし、尊敬してるし、こうなりたい。
へじんも結婚しても、子供ができても、お母さんみたいなお母さんになりたいな。成長し続けられてて、子供もそれで刺激をもらい続けられるような。
そんなお母さんのお話でした。
じゃあ、今日はここまで。
またね。
p.s.明日は夜行バスに乗って、ムイネへ向かいます!