いろはにほへじん

へじんの少し真面目なつぶやき

『キングスマン・ゴールデンサークル』を 観てきた *spoiler alert*

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こんにちは、へじんです。

 

 

 

 

 

友達の誕生日プレゼントを買い終えたへじんは、足が向かうままに歩いていると知らぬ間に新宿のTOHOシネマズにいました。

 

ポイントがいくら貯まったか確認しようとしたら、いつのまにかチケットを買っていました。

 

手元にはKingsman The Golden Circle / キングズマン・ゴールデンサークルのチケットが...。

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あれっ?

 

 

 

チケットが手元にあるので、観ちゃいました。

あれま、あれま、なんということでしょう。

 

 

 

 

めちゃくちゃ面白かったです。

 

 

 

 

 

最近アブダビで日本のみんなより一足先に観たThe Greatest Showmanという映画のおかげで他の映画に興味が少なくなっていましたが、いやーーー、面白かった。

 

と、めっちゃ「おいおい、映画作ってる人w」って思ったところが多かった。

 

うん、ということで面白かったことシェアと同時に、何かしらに気づかなかったあなたと"Hey Hey HEY!"とツッコミたくなるようなところをシェアしたいと思います。もうかなりのネタバレなので、まだ観ていなかったら観てから読むことをオススメします!

 

 

 

 

 

ネタバレ始まるよ〜〜〜!

 

 

 

 

①殺しすぎ。

前作と変わらず、殺しすぎです。他の映画と違うところは主要人物がガンガン死んでしまうことです。また、ヒーローも殺すことにためらいがないです。

 

前作では、驚きのエグジーの師匠・ハリーを殺してしまいました。

そして今回は、もう映画の序盤でキングズマンのメンバーをマーリンのみを残し、殺してしまう。生き残ったマーリンも最後にあっけないバカミスで死んでしまう。地雷気をつけろ言って、そうやって死ぬ?って思いました。けどカントリー・ロード/Country Roadを歌いながら死んでいく姿はかっこ良かったです。

 

でもやっぱ殺しすぎです。

 

そして、ヒーローが殺すことをためらわないこと。普通のヒーローものだと、かなりのケースでヒーローは悪者を生かします。生かしては収容所に連れて行かれる。そして脱獄して新たなストーリーが始まる、もうザ・定番です。しかしキングスマンは違います。殺します。もう殺しちゃう。生き残る術などない。珍しいですね笑

 

ただこうやってめちゃくちゃに殺しちゃうから、やっぱ必要な時にかなりファンタジーになってしまうのがこの映画の欠点ですね。

そう、ハリーが生きて帰って来ること。前作公開後、ハリーが死んだことについてかなりたくさんのファンが「生き返させろ!」と声が上がりました。生き返りはしたものの、ファンタジーになりすぎて現実味がないです。そのためか、今回の映画に対する不評も多かったですね。それでも私は好きでしたけどね。

 

そういえば殺したキャラクターをファンの声で生き返したといえば、シャーロック・ホームズもそうですね。おっ、同じイギリス。イギリスは生き返りの地のようです。

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②チーズバーガーを食べてから見るな。

(これは単純にへじんの話)

エンジェルがゴールデンサークルのメンバーになるためにポピーから言い渡されたテストは、連れてきてくれた友達をひき肉メーカー(?)に入れて殺すこと。もう超残虐でキャーーーって感じだったんですけど、まあ殺します。そしたらポピーはその肉を焼いてチーズバーガーにしてくれます。そして食べろと。エンジェルは泣き泣き食べるんですけど、へじんの方が吐きそうでした。私、映画観る前にマックでダブルチーズバーガー食べたんです。いや、タイミング。超後悔。ちなみに人肉は塩分が多く塩っぱいそうです。興味ないですね。ごめんなさい。

 

ちなみにチーズバーガーとは関係ないんですけど、そのひき肉メーカーに人がひき肉されるのを観て、映画『2012』を思い出しました。船の中に隠れて入り込んだ人が、時間に間に合わなくって機械と機械の中に吸い込まれて行くのですがすごく似ていて、「あっその人はひき肉になったのか」って思いました。

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③音楽最高!

前作をいつどこで観たか忘れてたけど、「面白かった!」というイメージだけ残ってキングスマンの特徴を忘れていました。

 

M・U・S・I・C

 

キングスマン一番の特徴は音楽。

 

特に「派手な音楽」と「グロいアクション」の組み合わせ。

グロ過ぎるアクションシーンに派手でポップな音楽を組み合わせることで、中和する。映画を観ている間も、「うわーーーーグローーーイ!!!」って心の中で叫びながら、踊ってました。ダンシングへじん。そのギャップが好きでした。

 

また今回の映画でキーミュージックになったのは先ほどもでたカントリー・ロード / Country Road。

日本だと学校の授業でも扱う曲なので、かなり身近な曲だったと思います。シーンによって曲が面白おかしくもなったり、歌詞をじんわりと感じさせたり。素敵な役割を果たしたと思いました。

 

Country road, take me home

to the place I belong. 

 

マーリンはアメリカで死んでしまったけど、その魂はきっとイギリスに戻ってるはずですね。

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Elton John / エルトン・ジョン

ポピーに拉致られたエルトン・ジョン!本人!

そしてエルトン・ジョンといえばの一曲は'Saturday Night's Alright for Fighting'。出ますね、出ましたね!

大興奮!

 

それも最後の戦いの日(?)が水曜日だから、'Wednesday, Wednesday~'と土曜日を水曜日に替えて歌っていました!

 

私、映画観た日が水曜日で、「えっラッキー、すごい!」って思ったんですけだ、ちょっと思ったのはこれもしかたら各曜日ごとにセリフ変わってるんじゃないのかなって思いました。だから誰か確認してきて欲しいです笑 もしくは観た人、何曜日でした?教えて笑

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⑤「ポピー」という名前

ポピーはゴールデンサークルのボスですね。

とっても綺麗なのに残虐。

とっても可愛いポピー花と同じ名前なのに、残虐すぎます。

そしてポピーといえば、「赤」。ポピーランドも赤色がメインで建物がデザインされてましたが、本人が着ていた服も主に赤が多かったです。

 

ふと思って私は調べてみました。

花言葉を。

 

お国によって花言葉の意味は変わったりもするので、英語で調べたのですが、その意味は

 

・Restful sleep and recovery
・Consolation for a loss or death in the family
・Remembering the fallen of various wars and armed conflicts
・A lively imagination
・Peace in death
・Messages delivered in dreams
・Resurrection and eternal life
・Beauty and success
・Extravagance and luxury

 

と色々出てきました。

注目したいのは、1と8番目の意味。

 

ポピーは麻薬に毒を混入して、麻薬をした人たちを人質にアメリカ政府との交渉に入ります。

毒は3ステージに渡って進んでいき、最後は死(永遠の眠り=sleep)に繋がります。しかしポピーが持っている解毒薬を使えば、すぐに正常に戻ります(recovery)。1っぽいですね。

 

次にまあシンプルにポピーはとっても綺麗な人で、かつポピーの麻薬は世界ほとんどのシェアをしているぐらい十分に成功しています。また本人もそのことについて話しています。8のbeauty and success。

 

 

次に赤について。

赤色が持つ意味は基本西洋も東洋も変わらないと思いますが、このようなイメージがあります。

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ポピーっぽいっちゃぽいですよね。

 

映画やドラマなどのキャラクター作りをする上で、名前にキャラクターの特徴を盛り込んだり、また逆のことをしたりもします。本当にこのような意味を意識したかはわからないけど、可能性は十分にあります。それを見つけたり、考えたりするのも、映画を楽しむ一つの方法!

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⑥ウィスキー

めっちゃカッコいいウィスキー。テキーラの顔に青い線がで始めたから、テキーラが裏切り者かって一瞬疑ったけど、まさかの裏切り者はウィスキー。

 

その理由は、付き合っていた彼女が麻薬中毒者によって殺されたから。更に彼女はウィスキーの子どもを妊娠していました。

 

確かに悲しいし、麻薬使用者を嫌いになっても仕方ないって思うし、麻薬に中毒して他の人に被害を及ぼすのは本当にダメだと思い、ウィスキーには同情しました。麻薬、ダメ、絶対。

 

まあこれはおいて書きたかったことは、さっきのポピーの花言葉

2番目のConsolation for a loss or death in the family

家族を失ったことに対する慰め。

ポピーの毒によって麻薬使用者を世界から消そうとしたウィスキー。大切な人を亡くしたウィスキーにとって、ポピーは一つの慰めになっていましたね。

 

まあ、結局失敗してウィスキー死ぬんですけど。可哀想過ぎて生かして欲しかったけど、まさかのひき肉メイカー(?)でまた殺しちゃった…。Country Road…。ウィスキーが愛しの彼女と、会うこともできなかった赤ちゃんに死んだ世界で会えたらいいな。

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⑦ハリーの復活と蝶

ハリーが復活して帰ってきましたね。あの技術あるなら流通してもっと人助けしろやって思ったけど。

しかしハリー。復活はしたものの、身体は鈍っていてあまりすごい活躍はできませんでした。戦いの最中でも目の前を飛ぶ蝶の幻覚。

 

もちろん元々ハリーは蝶が好きで、軍人になるか、蝶々学者になるかを悩んでいたぐらいで、実際記憶を無くしていた時は自分が蝶々学者だと思っていました。だからその蝶が幻覚として残っているのもおかしくない。

 

けど蝶はあらゆる文化において、何かしらのシンボルとされることが多いです。

 

そして一つのシンボルとなっているのは「復活」。蝶は復活を象徴します。

 

死んだと思っていたハリーが実はアメリカで奇跡的に生きていたこと。

 

衝撃療法で記憶を全て戻し、エイジェントとして戻ったこと。

 

復活といってもおかしくないですね。

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⑧アメリカの大統領って…?!

映画の中にはアメリカの大統領が出てきます。ポピートの取引の相手。しかし彼はたくさんの人を見殺しにしようとしました。とっても悪い人。

 

けど、ん?

観てる間気づきませんでした?

 

あの動き

あの口調

あの服装

 

トランプーーーー!!!!

 

あれ、ドナルド・トランプ / Donald Trump でしかない!

 

あの謎の手の動かし方

あの訛り

赤のネクタイ

 

トランプの特徴めちゃ詰まってる。大統領をトランプにやんわり似させ、最後には弾劾される。もうなんか皮肉ですよね。

 

その皮肉が最高に面白かったです。

風刺って面白いですよね。

それを映画で観れるのもなかなか。

 

ちなみにトランプはあー見えて、お酒・たばこ・麻薬を遠ざけてるので有名ですが。どんな大切な場所でも乾杯するのはお酒ではなく、コーラ。コーラ溺愛者です。

 

だからトランプが麻薬使用者を見殺しするのもおかしくないですよね。自分が使ってないのから。

 

もう今回の記事はトランプのこと書きたくって書いたようなもんです。トランプのこと共有したくって。だからここまで読んでくれた貴方にはとっても感謝です。

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以上、へじんがキングスマンを観て面白いって思ってシェアしたかったこと!

 

やっぱ映画って、もちろん端的な面白さもあるけど、何気に隠れた意味やストーリーを探せたりすると更に楽しいです。

 映画監督だって、今までたくさんの映画を観てきたはず。何かに影響されたり、アイデアを持ってきたりもしてるはず。

これからもそのような面白さを発見していきながら、映画鑑賞という趣味を継続して楽しみたいです。

 

 

 

じゃあ今日はここまで!

終わり。