いろはにほへじん

へじんの少し真面目なつぶやき

Tokyo Art City展に行ってきた *spoiler alert*

こんにちは、へじんです。

 

 

数週間前、懐かしの水道橋・東京ドームで行われた「Tokyo Art City展」に行って来た よ。

 

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「東京」は日本に来てからずっと住み続けているマチ。

今年で16年目。家の近くの学校に通っていたわけではないから、いつも電車通学で東京の地下をもぐらかのように移動し続けて、大学生になってからは神奈川県に大学があるくせに、本当に東京のいろんな場所に足を運んでた。

特にアート展があった水道橋は、大学1年生のほとんどの時間を過ごした場所で、改めた気持ちで来てみると、不思議な気持ちになった。

 

すごく近い場所でもあると同時に、すごく遠く感じる場所。

 

足の感覚とか、聞こえてくるとか音とか、感じる空気の温度感は変わらないはずなのに、なんか少し違うように感じた。懐かしさも、切なさも、愛おしさもいっぱい。この話はまたいつかしたいな。

 

 

 

Tokyo Art City展の話の前に、まずこの話を。

 

NAKEDというと、

個人的にはコレド室町で行われた「flowers by NAKED」が一番印象深い。

 

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「日本で一番早いお花見を、日本橋で」

 

お花見っていうと桜を思い出すけど、実際中には桜以外のお花をテーマにした作品もたくさんあって、大きいタンポポは個人的にお気に入りのうちの一つ。

でも展示の中で一番記憶に残ってるのは、大きいパネルの前に立つと「自分のお花が咲くっていうとてもキュートな作品。

 

そんなへじんのお花は

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こちらの「アイスランド・ポピー」

花言葉は「忍耐

 

その時一緒にいた人と喧嘩してから入ってったから、これ見た時は本当に笑っちゃった(笑)「もーう、忍耐ってなんだよ!忍耐するのがへじんの運命なのかよ!」って(笑)

 

でもこれがきっかけでNAKEDっていう会社に興味を持ち始めた。同時にこういうところで仕事をしてみたいな、とも思うようになった。

 

 

 

本論に戻ります、Tokyo Art City展!

 

意外と展示スペースが小さかった。けどなんか東京をコンパクトにしたらこんな感じだろうなとも思いつつ、もし自分が東京を小さな空間にするんだったらどう表現するのかなとか思いながら見てた。きっと有名な観光地だとしても、自分にとって思い出深くなかったら作品の中に盛り込まないだろうし、すっごく小さな、他の人だったら気づきもせず通り過ぎそうなところがへじんにとっては大切な場所で作品に残したいって思うかもしれないし。例えば、神田川を強調したいとか。神田川がどの川なのか知らない人もいると思うし、知ってても「えっ、あれ?」って思う人もいると思う。けどへじんからしたら、神田川に沿って歩いた思い出とかって大切だし、作品の一部になるよね。

(何故かこの文を書きながら頭の中で流れたのがRadwimpsの携帯電話。流してみよう♪)

 

 

「現実にこれが可能にはできないのかな?できたらいいな」って思った作品は、出口付近にある光のグラフィティー。

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(写真の質が悪すぎて、良さが伝わらない泣)

 

笑顔が素敵なアンパンマンが気になるところだけど、まあ体験アートってこともあって子供から大人まで楽しんでたね。一定時間が経つと一気に全部消えるんだけど、とあるカップルが相合傘描いてて、その気持ちだけは消えないものであったらいいねとか思ってた。・・・。(笑)

 

そんなことを思ってたんじゃなくって!!笑

グラフィティーって社会的に問題になっていて、実際これを授業で取り上げて「アート」か「法律違反」か討論もしたことある。アート好きのへじんからしたら、「アートだぁ!!!!」って言いたいところだけど、でも実際迷惑をかけていたりする部分はあるんだろうし。難しい。社会風刺で有名なバンクシーの作品だって、作品ではなくただの落書きって価値がグーンと低くされたりもするし。

 

そんなバンクシーの代表的な作品(って勝手に思ってる)はこちら。

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(photo:http://whatsnewonthenews-newspaper.blogspot.jp/2016/10/banksy-new-generation_30.html)

 

けど光だったら、器物損壊とかそういう迷惑には繋がらないし、逆に表現できる幅も増えるかもしれない。

例えば、自分が持っている光のグラフィティーと他の人の光のグラフィティーを重ね合わせることで新しいグラフィティーを作れるかもしれない。光は重なると色も変わるし、それを楽しむこともできる。

 

まあでもこういう壁とかに書くグラフィティーは、グレーゾーンにあるからこそ輝いたり、しちゃダメなことをして芸術にしてやるってのに意味があったりするから、また光のグラフィティーとなると他のものになってしまうかもしれないね。

 

 

と、これまた話がずれたけど、この記事を書こうと思ったのは、とある作品があったから。作品名を覚えてないあたり、自分もう一回行っとけって感じだけど、はい。

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(photo:http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1706/15/news148_4.html

 

こちら東京タワーの展望台を再現した作品。

 

窓ガラスの部分が輝いてるんだけど、あのガラスからNAKEDが表現した東京というマチの全貌を見れつつ、ガラスに映し出されたものとうまく合わさって、更に新たなものを見れるって感じ。

 

まずTokyo Art City展の一つ一つの別々の作品を、一つの作品として見れるっていうあたりがもうビビーンってきた。まさにそれが「マチ」であり、「東京」である!

電車で移動してると、なんか池袋は池袋、新宿は新宿、水道橋は水道橋、とかそういう感じで全部別のもののように感じやすい。ファイル名が「東京」でその中に「新宿」、「水道橋」って感じで画像が入ってるって感じ。けど実はそうじゃなくって、全部繋がってるんだよね。本当に東京のいろんな場所練り歩いてると、絶対別々のものだって感じることなんてないんだよ。新宿と水道橋は繋がってるし、水道橋と上野は繋がってる。それが集まってマチであるし、へじんからしたらそれが東京。展望台ってキラキラした夜景を見るだけじゃなく、一つ一つの場所が全部繋がってる一つのものって感じれる場所でもある。NAKEDは東京をすごくコンパクトにして表現してた。けどそれでも、東京を「マチ」ってちゃんと感じるようにしてた。それがもう大本命、大好き。

 

そしてもう一つ思ったことは、NAKEDの作品は繋がりがあること。

もちろん同じ会社が作ってるものだし、良いものはまた活かされるべき。普通のことだけど、なんとなく作品と作品とが繋がってるのが、人みたいだなって思った。

 

思い出した作品はこちら。

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作品はあべのハルカスの展望台で見れてた。(今もかはわからない)

 

ある特殊なガラスを使うことで光をガラスに映し出すことができて、それで見れる夜景とプロジェクションマッピングが融合した作品。

動画でしか見たことないへじんが言うのもあれだけど、すごく綺麗!確か実際に東京タワーでもするらしくって、東京タワー行ったことないし、展望台行ってみようかなって思った。

 

きっと規模感的にあべのハルカスのには比べられないけど、Tokyo Art City展の東京タワーはこれが元になってたのかな〜とか思いながら見てた。

 

 

以前の作品が次の作品に活かされてるっていいよね。

なんか成長した感じ。

ある意味作品が子供を産んでまた新たな作品(大人)になった感じ。

 

 

実は以前すごく興味を持って、実際今も興味を持ち続けてタイミングを見計らってるんだけど、NAKEDのインターンに興味があって企業説明会に行ったの。そこで聞いたNAKEDの会社の理念や考え方、一人一人が持つべき意識とかすごく面白くって。まあその中で、あべのハルカスの作品とか聞いたり、Tokyo Art City展が東京ドームで行われることを知ったんだけども。

 

 

 

アートって文字になってないから、同じことを見てそれぞれ全く違うことを思えたりもできる。またその1人1人のバックグラウンドとか興味分野とかが違うと、一緒に話しながら更に深め合えるからすごく好き。表現するのが好きだから自分で絵を描くのも好きだけど、人が表現したものを見て自分の感性を深められるから更に好き。アートに直接触れてないその後の時間もあるから、もっと好き。

 

どんどん自分を深めたいし、この作業はずっと継続的に続けたい。

 

ひとり立ちっていう意味でその日は1人で行った。

1人で見ても十分楽しめるけど、やっぱり共有して、話し込んで、深め合うのには誰かはいて欲しいし、面白い価値観とか全然違う視点があると本当に自分の中の何かが広がる感じがするし、うん、恋しい(笑)

 

まあでもとりあえずグーーーーーーンと成長するぞ!

好きなこと、どんどんしてって、もっと自分を素敵な人にする!

へじん的に素敵な人(笑)

 

次に狙ってるのはアルチンボルド展!

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もーう超絶楽しみ!9月24日までらしい。N.S.ハルシャ展みたいに最終日に行って、もしまた行きたいって思っても行けないことはないことにしよう。(ミュシャ展好きすぎて2度行きました。)

 

 

 

 

 

 じゃあ、今日はここで終わり。

またね。