「言葉」ってすごく難しいんです。
こんにちは、へじんだよ。
今日はへじんが抱かえる「言葉」の難しさと
故にくるビビりと
故にくるなんでもかんでもとりあえず話そうという私の性格
について話すよ。
高校最後の体育祭・通称スポフェスの後、記念と思ってたくさんの友達とのツーショを残してた。その中でもすごく尊敬してる子がいて、性格もすごく素敵なんだけど、見た目も超綺麗な友達で、facebookに写真を載っける時、
「OOOちゃん、八方美人すぎる♡」
とコメントを付け加えたんだよ。
そう、私。
へじん、です。
友達がコメントで「えっ?私八方美人なの...?」って聞いてきて、へじんの危機サイレンが頭の中で鳴り始め、焦って意味調べました。ググるとそこには...
- だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。
- ーgoo辞書
簡単にいうと、誰にでもいい顔して、要領よく付き合う人ってこと。
でもへじんはこの意味を知らなかった。
なぜならへじんがこの四字熟語を初めて接したのが「韓国語」だから。
実は韓国語でも同じ四字熟語があるんです。
「八方美人」
ただ意味は日本の真逆で、すごく褒め言葉。
文武両道・容姿端麗。
「八方」という様々な分野において「才(美)」があるってこと。
意味が合ってるって思うと人に「合ってますか?」って聞くことなんてないし、誰かが使っても自分の中ではいい意味で入り込んでくるから、「褒めてるんだ」としか思わない。
へじんのせいではないって言いたいけど、間違えて使って人を傷つけたり、また誤解に繋がったりするし...。本当に申し訳ない。だからこそすごく怖い。
八方美人はまだマシなケース。
実は「愛人」って言葉がらみでもハプニングがあったのです。
去年の一年はずっとインターンをしていて、上半期お疲れ様会をみんなでしてたのです。なんかの話の流れで、社長さんに「愛人いそうです!」と言ったのです。少し顔が固まったけど、笑って話を流してて、またへじんの危機サイレンが頭の中で鳴り出し、後々調べて見たら...。
また意味が違ったーーーーーー!!!!泣
実は中国まで含めて「愛人」って言葉は日中韓で全く意味が違うのです。
「愛人」
日本では浮気相手のこと。
韓国では漢字そのまま、愛する人=恋人のこと。
中国では結婚した相手のこと。
同じ漢字なのに、なんでこんなに違うんだ!!!泣
愛人って言葉なんて、より日本で使う機会がなかったし、始めて接した言語が韓国語だから仕方ないじゃないですか...。ってすごく言い訳だけど言いたい。
だからへじんからしたら、「言葉」ってすごく怖いの。
「いや、へじん。韓国語って漢字なくない?」
そう思ってる人のために付け加え。
実は韓国、文字としはハングル表記を使ってるけど、結局漢字を韓国語読みして使ってる単語が多いから、日本語で漢字のやつを韓国語読みしたら韓国語の単語に、韓国語の単語の漢字を日本語読みしたら日本語になってちゃんと話が通じることがあるんです。
例えば
「会社」 日本語読みは「かいしゃ」、韓国語では「フェサ」という発音。
会→フェ
社→サ
じゃあ、「社長」という単語があるとしよう。けど韓国語ではわからない...。「社」の韓国語読みは「サ」、「長」の韓国語は「ジャン」。そこから、日本語で「しゃちょう」は「サジャン」と韓国語でいうって推測できるのです。韓国語から日本語も同じ。同じ漢字だから意味が変わることもほとんどない。
へじんは韓国語で授業を受けたのは小学生の時に3年、日本語で授業を受けたのは中高の6年、足りない部分は漢字を思い出して、それの読みを変えながら話してきたから、よりこんな問題に遭遇するのかも。
それ以外でも文化の違いとして、言い方が人を傷つけたり、行動が人を傷つけたりする。(行動の部分に関してはまたたくさん書きたいことがあるから別にとっといて。)
特にへじんみたいに「韓国籍でも日本に住んで16年目です。」なんていうと「ただの日本人じゃん!」って言ってくる人もいる。もちろんそれで気分を悪くするってわけではないけど、本気で知らずとした言葉や行動が常識がないと思われたり、人を傷つけることに繋がってしまう。自分を構成してるのが「日本」という文化だけではないから、少しばかりそれを理解してほしいっていう勝手な思いもあるけど、こんなにペラペラ日本語喋ってたらそんなの気づいて対応するなんて難しいかもしれない。
だからへじんが取る手段は、少しでもその違和感や間違いに気づいたら「話す」こと。「悪気はない」とか「言い訳に聞こえるかもしれない」、こういう文章って「結局なんだよ?」って思われがち。けど本当にそのつもりがなくって、もしも人を不本意に傷つけてたらって思って言ってること。
『嫌われる勇気』を読んだ方がいいって言われるくらい、へじんは人に嫌われるのが嫌だ。理由っていうか、トラウマっていうのは確かにあるけど、本当に人に嫌われるのが嫌で。だからどうしても、「これ、へじんの悪口なのかな」とか思うと、それが誤解だって思っちゃうと、それが不本意に傷つけてしまったことだと思うと、どうしても長々と弁明のようなものを並べちゃう。
言葉のミスを、言葉でどうにかしようとすることってダメなのかな。
わかってもらえないならそれでいい。
わかる人にはいつかわかる。
わからない人と付き合い続ける価値はない。
そう思う人がいるのはわかる。
けど嫌われるのが怖いっていうの以外でも、きっとその人ともっと関係を深めて、楽しいことや学びや、そういうものを積み重ねあげられるチャンスがあるはずなのに、それをミスで終わらせてしまうのは勿体無い。だったら自分から全部伝えて、わかってもらおうとしよう。
これが私の考え方。
実際こうやってダラダラ説明することを嫌う人だっているし、めんどくさく思う人だっている。すると、本来の誤解を持って関係が悪くなる以上に、他の方面で「嫌だな」って思われる理由になったりもする。
それでも実際話してわかってもらったっていう経験もあるわけだから!
言葉にしなきゃ伝わらないものはあると思う。
口にせずわかってもらうってのは、もちろん日本では美徳の一つだけど、日本の中だって文化はどんどん多様化して行くわけだし、どんなに努力してもやはりそこで生まれ、そこで生活してきた人たちに及ばない部分はある。
初めて聴いた時「そうだそうだ!」って思ったこの曲。
阿部真央の「伝えたいこと」
まだ迷ってるそこの君にひとこと言っておくが、
口にしなきゃ伝わらないことの方が多いぞ?
気持ちが通じ合う人なんて一握りだけだろ!?
口に出せば、何か、何か変わるかもしれんぞ?
君も伝えたいことがあるのなら 背中向けてちゃいせないぜ
いつも以上に素直になって 相手の目を見つめてちゃんも
相手の心に届くように 大きな声で歌え!
誤解されたままで終わってしまうより
それがどう思われようとまずはちゃんと自分の考えや想いはちゃんと伝えたい。
じゃあ、今日はここで終わり。
またね。